ドテラのオイルはなぜ飲める?飲用できる理由と注意点を徹底解説

※ 当ブログにはプロモーションが含まれています

ドテラのアロマオイルは、植物の花、葉、根、樹皮などから蒸留や圧搾によって抽出された、合成成分や添加物を一切含まないエッセンシャルオイルです。

中には、
「ドテラのオイルはなぜ飲めるの?」
と疑問に感じている方もいるでしょう。

そこで今回は、ドテラのオイルがなぜ飲めるのか、品質基準や摂取方法について徹底解説します。

飲用時の注意点についても詳しく紹介するので、ぜひ参考にしてください。

【関連記事】

ドテラを使う人は頭おかしい?批判の理由と実態を徹底解説!

ヤングリヴィングとドテラの違いは?購入前に知っておきたいポイント

 

ドテラのアロマとは

ドテラのアロマとは、アメリカの企業「doTERRA(ドテラ)」が提供するエッセンシャルオイルです。

販売形式は、ネットーワークビジネスを採用しており、口コミや紹介を通じて製品が広まっていく仕組みです。

ドテラの場合は、会員登録した会員(ウェルネス・アドボケイト)を通じてアロマが販売されます。

ドテラ社の会社概要

社名の「doTERRA」はラテン語で「地球からの贈り物」を意味し、アメリカやカナダ、ヨーロッパ、アジアなど多くの市場で展開しています。

社名:doTERRA CPTG Essential Oils Japan 合同会社
代表者:ネイト・ファンズワース
設立:2012年4月
日本所在地:東京都港区西麻布 3-5-5 dōTERRA Japan ビル
本社:アメリカ合衆国ユタ州プレザント・グローブ

製品の特徴

ドテラのアロマオイルは、植物の花、葉、根、樹皮などから蒸留や圧搾によって抽出され、合成成分や添加物を一切含まないとしています。

さらにドテラ独自の「CPTG基準」をもうけ、品質と純度を徹底管理。

安心して使用できるエッセンシャルオイルとして、さまざまな用途に適した製品を提供しています。

ドテラアロマの種類

ドテラのアロマは、2種類のオイルがあります。

アロマは、「ラベンダー」「ペパーミント」「フランキンセンス」など、単一の植物から抽出されたシングルオイルと、複数のオイルを組み合わせたブレンドオイル(オンガード等)があります。

アロマの使い方は3分類

●芳香(ディフューザーで香りを拡散)
●塗布(肌に塗る)
●摂取(一部のオイルを飲用する)

香りを通じて気分を落ち着けたり、リフレッシュしたりと、日常生活に手軽に取り入れやすいのが魅力です。

ドテラが推奨する飲用方法

「公式サイト」では、一部のオイルに限り飲用可能としています。

●料理に使用する
フレッシュハーブやスパイスの代わりに、エッセンシャルオイルを1滴加える。
●飲み物に加える
水、スムージー、牛乳、お茶などに数滴入れる。
●食品に混ぜる
ヨーグルトやアップルソースに少量加える。
●カプセルで摂取する
ベジタブルカプセルに食用オイルとアロマを入れ、水と一緒に飲む。
(カシア、シナモン、オレガノなど一部のオイルは希釈が必要)
●サプリを活用する
オイルが含まれたソフトカプセルを飲む

ドテラ公式では、爽やかな香りに加え、水に数滴加えるだけで手軽にフレッシュなドリンクを楽しめるレモンオイルをおすすめしています。

摂取量の目安

公式サイトでは、1日の摂取量を以下のように定めています。

引用:ドテラ公式サイト

公式サイトでは、使用量が決められています。

過剰に摂取しないように注意してください。

ドテラのアロマはなぜ飲めるのか?

ここでは、ドテラのオイルが「なぜ飲める」のか理由を3つ紹介します。

食品添加物として認可されている

飲用可能なアロマは、アロマボトルの裏側に「香料製剤」と記載してあるかと思います。

厚生労働省は、食品添加物(天然香料)を以下のように定めています。

天然香料

動植物から得られる天然の物質で、食品に香りを付ける目的で使用されるもので、基本的にその使用量はごく僅かであると考えられます。(バニラ香料、カニ香料など)

引用:厚生労働省

なお、天然香料の物質名表示にあっては、基原物質名又は別名に「香料」の文字を附すこと。

引用:厚生労働省

厚生労働省によると、天然香料は植物や動物から作られ、食品の香り付けに使われるもので、使う量はごくわずかと定めています。

つまりドテラのアロマが食品添加物(天然香料)と認可されている以上は、飲用可能と判断できると考えられます。

「飲める=大量に摂取しても安全」というわけではなく、あくまで食品の風味付けとして、ごく少量の使用が前提です。

一部のオイルはGRASリストに含まれる成分で作られている

GRASとは、アメリカ食品医薬品局FDA)が定める基準で、「特定の物質が食品添加物として安全」とみなされる場合に適用されるリストです。
FDAが個々の製品にマークや認証を与えるものではなく、「あくまで成分が安全」と認められた場合に限って適用されます。

ドテラの公式サイトによると、レモン、ペパーミント、ラベンダー、オレガノフランキンセンスのシングルオイルは、GRASリストに記載された成分を使っています。

つまりドテラのオイルは、GRASリストに載っている成分を含んでいるため、飲用可能としているのです。

GRASは、安全と認められた成分を含んでいる意味で、製品そのものがアメリカ食品医薬品局に認定されているわけではありません。

歴史的・文化的背景がある

エッセンシャルオイルは、古代エジプトやインド、中国、ギリシャ、ローマなどで、宗教儀式や医療、香りを楽しむために使われてきました。

ハーブやスパイスを料理に使うことで、昔から自然にエッセンシャルオイルを取り入れてきたとも考えられています。

ドテラは、こうした歴史や伝統をふまえ、エッセンシャルオイルを日常生活に取り入れたいのかもしれません。

メディカルアロマテラピーの認知度もある

メディカル・アロマセラピーは、エッセンシャルオイルを活用し、リラックスや心身のケアを目的とした補完療法のひとつです。

看護や介護の現場でも取り入れられ、心地よい香りやマッサージを通じて、リフレッシュやストレスケアに役立てられています。

使用方法は、3種類あります。

吸入: ディフューザーや蒸気吸入で香りを楽しむ。 
外用: マッサージオイルやクリームに混ぜて肌に塗布。 
飲用: 一部の国では飲用が含まれる(日本では推奨されない)

メディカルアロマテラピーが認知されている国としては、フランス、イギリス、アメリカ、ドイツ、日本が挙げられます。

特にフランスでは医師がエッセンシャルオイルを処方し、飲用を含む使用法が実践されていたようです。

こうした情報がインターネットや書籍を通じて日本に伝わり、「メディカルアロマ=飲用可能」といった印象を与えている可能性もあるでしょう。

さらに「日本化粧品技術者会 SCCJ」によると、「日本では、天然のものは安全だという誤った考えがあり、精油の飲用によるトラブルが発生しているケースもある」と指摘。

日本ではアロマテラピーの歴史が浅く、「自己流の使い方が広まっている」との懸念の声もあがっています。

ドテラアロマの安全に関する懸念点

ここでは、ドテラのオイルに関して安全性や懸念点について解説します。

三者認証は取得していない

三者認証は、企業が自社の製品が特定の基準を満たしていることを独立した機関に証明してもらう制度です。

下記はオーガニック認証マークの種類です。

●USDA(米国農務省)
●ECOCERT(エコサート)
●ISO(国際標準化機構
●HECT
●HEBBD(R)
●ABマーク
●ユーロリーフ
JAS認証(日本農業規格)
●100%オーガニックマーク
動物実験不実施マーク
●日本アロマ環境協会(AEAJ)表示基準適合認定精油

ドテラのアロマは、第三者認証を取得していません。

その代わりに、独自の品質管理基準である「CPTG(Certified Pure Therapeutic Grade)」という厳しい基準を設けており、厳格な検査を実施しています。

ただし、品質基準が自社独自のため、第三者機関の認証( USDAなど)と比較されて議論になるケースもあるようです。

アロマセラピー団体は飲用を推奨していない

「(公社) 日本アロマ環境協会 」では、希釈したアロマであっても飲用しないようにと注意喚起しています。

また、「日本アロマセラピー学会(JSA)」は、アロマの飲用に関して以下の懸念を示しています。

  • アロマ精油は「雑貨」扱いで法規制の対象外である
  • 品質や安全性の管理が不十分である
  • 健康被害が発生しても対応が難しい
  • 日本では飲用の安全基準がない
  • 輸入製品の増加で被害の懸念がある
  • 医薬品のような効能を謳う販売が増えている

日本におけるアロマ精油は「雑貨」扱いとされており、食品関連法や薬機法の規制対象外となっています。

品質や安全性に関する明確な基準がないため、消費者や医療関係者が健康被害のリスクを適切に把握しにくい状況となっているようです。

参考:内閣府ホームページ

販売形態が誤った使用を助長する可能性がある

ドテラはネットワークビジネスMLM)と呼ばれる販売形態を採用しており、会員が製品の宣伝や販売を行う仕組みになっています。

この販売方式により、以下の問題も懸念されています。

  • 会員のレベルに差があり、誤用が広まる可能性がある
  • 収益目的で大量購入や過剰摂取を推奨する可能性もある
  • 健康効果をアピールし、科学的根拠が不十分な可能性もある

会員が「安全だから飲める」と伝える一方で、問題が起きた場合は「自己責任」とされるケースが多いようです。

安全性を十分に理解しないまま使用し、健康被害が発生する可能性も指摘されています。

MLMでは、販売員が紹介した人の売上からも利益が発生するため、製品をたくさん買わせたり、頻繁に使わせたりするケースも。

その結果、必要以上の使用や子どもへの誤用につながる可能性があります。

2020年には、米国連邦取引委員会(FTC)がドテラに対し、会員が科学的証拠根拠のない主張をしたとして警告を発した事例があります。

  • コロナウイルスを予防・治療できる」とSNSで配信
  • 「免疫を高める」「呼吸機能を改善する」のハッシュタグ付き投稿
  • レモンやペパーミントのオイルがコロナに役立つといった投稿

FTCは、「病気の治療に効果がある」と誤解を招く発言をしているとして違法な宣伝をやめるよう警告しています。

出典:FTC, "Warning Letter to doTERRA," 2020

実際に健康被害にあった人がいる

実際に、アロマを飲用して健康被害を生じたケースも報告されています。

精油の原液を飲んだり直接塗布したりして、救急車で運ばれた。検査をすると、肝機能が悪くなっていた。

・数年前、食品添加物とされるレモン精油を飲用し、嘔吐したことで、相談を受けました。また、別の方より、精油の飲用で、喉がヒリヒリしたとの話を聞きました。

引用:(公社) 日本アロマ環境協会

食品添加物として認可されていても、一般的な食品と同じ感覚で考えるのは危険です。

実際に健康被害の報告もあるため、「飲める」と聞いてもそのまま信じず、慎重に判断しましょう。

ドテラのアロマを飲用する上での注意点

ここでは、ドテラのアロマを飲用するうえでの注意点を解説します。

1日の推奨量はあくまでも目安で個人差がある

公式サイトには一般的な推奨量は示されていますが、体質や健康状態によって適量は異なります。

必要以上に摂取すると、体に負担がかかり、思わぬ影響が出ることも。

適量を守り、無理のない範囲で使用しましょう。

飲用不可のオイルも!必ず製品ラベルを確認する

ドテラは、すべてのアロマオイルが飲用できるわけではありません。

ドテラのアロマは、化粧品、食品添加物、雑貨のカテゴリーに分かれています。

摂取可能とされているのは、「食品添加物」のアロマです。

【飲用不可のアロマの例】

  • ティーツリー
  • ヒノキ
  • ベチバー
  • イランイラン
  • ウィンターグリーン
  • サイプレス
  • ユーカリプタス
  • アロマタッチ
  • バランス  など

上記のアロマは、飲用不可のため注意してください。

特定の人は慎重に使用する

以下の人は、飲用する前に必ず医師や専門家に相談しましょう。

  • 妊娠中・授乳中の方
  • 持病のある方
  • 子どもや高齢者
  • アレルギー体質の方
  • 薬を服用している方

「公式サイト」でも注意喚起しています。

異常を感じたら中止する

ドテラのアロマを飲用した後に、何らかの体調不良や不快な症状が現れた場合は、すぐに中止してください。

中には、体が本来の状態に戻ろうとする過程で一時的に起こる「好転反応」と伝える会員もいますが、自己判断は危険です。

症状が改善しない場合や悪化する場合は、医療機関を受診し、適切な診断と治療を受けてください。

好転反応だから」と安易に考え、症状を放置することは避けましょう。

ドテラのアロマで健康被害が生じた場合の対処法

ここでは、ドテラのアロマを飲用して体調不良が生じた場合の対処法について3つ紹介します。

医療機関に受診する
最寄りの保健所に相談する
消費者センターに相談する

医療機関に受診する

ドテラのアロマを飲んで体調が悪くなった場合は、直ちに使用をやめて医療機関へ受診してください。

「救急車を呼ぶべきか」「すぐに病院へ行くべきか」迷ったときは、「#7119」を活用しましょう。

連絡先救急安心センター事業
電話番号 #7119

「#7119」は、医師や看護師が症状を聞き取り、救急車が必要か、病院を受診すべきかを判断してくれるサービスです。

また、緊急性が低い場合は、受診可能な医療機関を案内します。

参考:総務省消防庁


【子どもの場合】

休日や夜間に子どもの体調で困ったときは、「#8000」を利用しましょう。

連絡先

子ども医療電話相談事業

電話番号 #8000

「#8000」は、休日や夜間に子どもの急な体調不良やケガに対して、保護者がどのように対応すればよいかを小児科医師や看護師に相談できる電話サービスです。

番号を押すと、住んでいる都道府県の相談窓口につながり、症状に応じた対処方法や受診が必要かどうかのアドバイスを受けられます。

参考:子ども医療電話相談事業

最寄りの保健所に相談する

健康被害を受けた場合は、「保健所」でも相談可能です。

連絡先厚生労働省の「保健所管轄区域案内」で検索。
一部は「福祉保健事務所」や「厚生センター」の場合もある。

保健所は、保健師・医師・薬剤師・食品衛生監視員が従事している地域の健康を守る公的機関です。

必要に応じて、医療機関の案内やオイルの成分調査、販売元の確認が行われます。

食品衛生や安全管理の観点から違法な販売や表示がないか調査・指導を行うこともあります。
参考:厚生労働省

消費者ホットラインに相談する

会員の説明や販売方法に疑問が生じた場合は、「消費者ホットライン」で相談可能です。

  • 「飲める」と言われたのに実際は飲用不可だった
  • 「アロマを飲めば病気が治る」と言われた
  • 会員の説明本当に正しいのか分からない
  • 説明と違って体調が悪くなったのでどうすればいいか知りたい

といった場合は利用してみましょう。

連絡先消費者ホットライン
電話番号 188

「消費者ホットライン(188)」は、全国の都道府県や市町村に設置された窓口です。

「188」では、製品トラブルや健康被害などについて相談でき、事業者との交渉方法や解決策をアドバイスします。

悪質なケースでは、関係機関と連携し、必要に応じて行政指導や注意喚起が行われることもあります。

健康被害にあった場合はあきらめずに、まずは消費者ホットライン「188」に相談しましょう。

参考:政府広報オンライン

参考:全国の消費生活センター等_国民生活センター

まとめ

ドテラのアロマオイルは、天然成分を使ったエッセンシャルオイルで、一部の製品は飲用できるとされています。

日本ではアロマの飲用に関する基準がなく、安全性に対する意見も分かれているのが実情です。

特に、販売員やSNSの情報だけを頼りにすると、誤った使い方をしてしまう可能性があります。

「飲める」と言われても、大量摂取や自己流の使用には注意してください。

万が一、体調が悪くなったら、すぐに医療機関(#7119)へ相談しましょう。

子どもの場合は、小児科医に相談できる#8000も利用できます。

販売の説明に疑問を感じたら、消費者ホットライン(188)に相談するのも一つの方法です。

アロマを安全に楽しむために、正しい情報を確認しながら、無理のない範囲で使用しましょう。

dōTERRA[ドテラ] イントロキット

dōTERRA[ドテラ] イントロキット

  • dōTERRA[ドテラジャパン]
Amazon